お元気でしたか?今週もよろしく~~~~~♪

秋刀魚2013年09月18日

秋刀魚を食べると、必ず佐藤春夫の詩を思い足ます♪
谷崎純一郎に妻を寝取られた時に書いたともいわれています♪


「秋刀魚の歌」 佐藤春夫

あはれ
秋風よ
情(こころ)あらば伝へてよ
ー男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食(くら)ひて
思ひにふける と。

さんま、さんま。
そが上に青き蜜柑の酢をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児は
小さき箸をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸(はら)をくれむと言ふにあらずや。

あはれ
秋風よ
汝(なれ)こそは見つらめ
世のつねならぬかの団欒(まどゐ)を。
いかに
秋風よ
いとせめて
証せよ かの一ときの団欒(まどゐ)ゆめに非ずと。

あはれ
秋風よ
情あらば伝へてよ、
夫を失はざりし妻と
父を失はざりし幼児とに伝へてよ
ー男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
涙をながす と。

さんま、さんま、
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。

雨の日には雨の中で 相田みつをさんの詩2013年08月06日

雨の日には雨の中を 風の日には風の中を

暖かい春の陽ざしを ポカポカと背中に受けて
平らな道をのんびりと歩いてゆくーー
そんな調子のいい時ばかりではないんだな
あっちへぶつかり こッちへぶつかり
やることなすこと みんな失敗の連続で
どうにもこうにも 動きのとれぬことだってあるさ、
当にしていた 友達や仲間にまで
そッポをむかれてさ
どっちをむいても 文字通り八方ふさがりーー
四面楚歌ッてやつだな
それでも
わたしは自分の道を自分の足で 歩いてゆこう
自分で選んだ道だものーー

雨の日には雨の中を 風の日には風の中を
涙を流すときには 涙を流しながら
恥をさらすときには 恥をさらしながら
口惜しいときには「こんちくしょう!」と
ひとり歯ぎしりを咬んでさ
黙って自分の道を 歩きつづけよう
愚痴や弁解なんて いくら言ったッて
何の役にも立たないものーー
そしてその時にこそ
目に見えないいのちの根が 太く深く育つ時だから
何をやっても思うようにならない時
上にのびられない時に 根は育つんだからーー

雨の日には雨の中を
風の日には風の中をーー

『EXILE 僕へ』の歌詞2013年07月25日

作詞:ATSUSHI

作曲:Hitoshi Harukawa


こうしてそばにいて ぬくもりを感じ
いとしいような 切ないような
不思議な気持ち 感じる
人はすべてのことを 分かりあえないの?
僕らは何を求めるのだろう
何故人を好きになるのだろう

この愛を信じたい めぐりあえた奇跡と共に・・・

それでも必ずまた人を愛す この胸に確かに感じているよ
幸せのために 君の笑顔のために
人を愛することは やめないから・・・

答えを探しても きっとみつからない
分かっていても 何故かいつもね
探し続ける 僕がいる
何も考えないで 恋をしていたころ
傷つくことも こわくなかった
いつから変わってしまったの

このままじゃいけないと 心の中 わかっているよ・・・

それでも出会えた君という人を
かけがえのない人だと思うよ
僕は何度でも 人を愛せるんだね
未来が分からなくても この全てで・・・

もうすぐ冷たい空の向こうに
夜明けがくる
またあの頃のように
人を愛せる日が来る・・・

願いは叶うと今なら思える
この気持ちは胸に抱きしめるよ
幸せになれる その答えは必ず
僕がひとを愛したら
分かるはずだね
今はそう信じてる・・・・






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MEMORY(CAT)2013年03月11日

真夜中

通りからは物音がしない

月は記憶を失ったのか

一人で微笑んでいる

街灯の光の中、枯れ葉は私の足下に集まってくる

そして風がうなり始める



思い出

月明かりの下たった一人

私は古い日々を思う

人生が美しかった頃を

何が幸せだったか分かっていた頃を思い出す

思い出よ、よみがえれ



街灯の瞬きは

運命を警告しているかのよう

誰かのつぶやき、揺らめく街灯

そしてもうすぐ朝がくる



日の光

私は日の出を待たねばならない

新しい人生を思わねばならない

そして負けてはならない

夜が明ければ今夜もまた思い出に変わる

そして新しい日が始まる



煙った日々は燃え尽き

立ち込める冷たい朝のにおい

街灯は消え、夜が一つ終わり

新しい日が昇る



私に触れて

光にあふれていた日々の

思い出しか持たない

私から離れていくのは簡単なこと

もし私に触れてくれたら幸せとは何かきっとわかる

見て、新しい日が始まった

※海を見ていた猫たちの写真です♪
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