昇仙峡ラインを無事に走り、次の目的地へ・・・本当は無事に走っていません♪道草好きで、林道に何度も迷いこみ、誰もいない林道でバイクをビクビク坂道をバックで戻ったり・・・誰か一緒にいたら、怒るぞ！！でも、一人だから、こういう危ない冒険もできるわけで・・・

　そういう好奇心のおかげで、目的地に行く時間が遅くなり、やばくなってきたのに、目的地に向かう道がみつからない・・・

　ナビにたよらず、今日は、先日ジャンケン大会で負けたのにもらった地図があったので、その地図を見て道を探しましたが、その道にいけないのです。本当にもうダメだと思いました。

　雁坂の道のトンネルをふたつくぐって、もう一度ナビをあわせて走ると、道がありました♪でも、この道何度も走った道だよ！！さっき走った時には、ナビが違う道に行ったよ！！！なにこれ！！！！

　目的地に向かって走りましたが、正直言って、女性一人で夕方も近い時間に行く道では、ありません。でも、めちゃくちゃ、美しい景色なのです♪自殺志願者が、美しいところで死ぬ気持ちがわかるぐらい、ガードレールもなく、なんか誰かとしゃべらないと、お迎えが来るんじゃないか？？という錯覚をおこすぐらいに絶景のコーナーを気持ちよく走って登りました。

　夢の庭園までは、往復で３０分！行くのは無理だ・・絶対無理だけど、行くだけ行ってみよう・・・悔しいけど断念だな・・・

　峠に到着して、バイクを止めました。

　すると、夢の庭園の入り口に、白雪姫の中に出てくる７人の小人のような方が座っていたのです。ライダーです！！！

「夢の庭園に行かれたんですか？」
「僕は、疲れるので行かないで友達が行っているので待っているんですよ」
「お願いです！！一緒に行ってください！！！！」

ギャクナン！！！やった！！！！

おじさんは、スキーウェアーを着ていて、恥ずかしいので脱ぐと抜いていましたが、誰も見てないじゃん！！と・・・思ったりでしたが、一緒に行ってもらえました。少し登ると友達がおりてきて、その友達は、また登山！！！

けっこう息切れの道を登りラストは白い階段

なんか、天国に向かう階段みたいで、二人の「しもべ」は、絶対に、この人たちは天使だ！！というぐらい、きれいな目をした人間二人でした♪

３人で、この世のものと思えないような絶景を見ました。

帰りは、二人の「しもべ」に守られて、夕日まで見れ、１３夜の月に見守られ無事走れました。一人だったら、絶対無理でした。

特にアドレスを聞くこともなく、おそらく二度と、お会いすることはないと思うのですが、旅をして出会うのが、本当のバイクの仲間だと思いました。同じ時を共感して、一生忘れられない風の中に一緒に走ったわずかな時間の思い出が残る。それも、キラキラ・・・それを現実にまでもってきて人間関係を持続すると日常になってしまい、夢が壊れてしまうのです。

一人で走りながら、たくさんの仲間に出会いました。みんな、二度と会うことにない仲間たちです。でも、自分の思い出の中には、みんなキラキラした目で、その時走った風を全部覚えています。全て運命の出会いです。それは、風からの、贈り物だと信じられるツーリングでした♪

もし、迷子になれなかったら、二人の天使には絶対に会えなくて、夢の庭園にもいけませんでした。別れる時に、大きい声で、心から「ありがと～～～～～～」って叫びました♪

ありがと～～～～～～～～～～～～～～♪